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にがりとは、豆乳を固めて豆腐を作るときに用いる凝固剤のことで、海水からの製塩過程で、天然塩といっしょに作られます。
天然にがりの主成分は塩化マグネシウムで、他にも塩化ナトリウム、塩化カリウム、亜鉛、鉄、リン、塩化カルシウムなど、からだに必要なミネラルが豊富に含まれています。
天然にがりを水でうすめて飲用する「にがり水」は、全身の基礎代謝を高めて、肥満を防止する効果があります。
にがりに含まれるマグネシウムには、すい臓リパーゼの分泌を抑えて脂質の吸収速度を遅らせる、脂肪組織へのグルコースの吸収を遅らせてインスリンの過剰な分泌を阻止する効果があります。
また、にがりの主成分のマグネシウムと微量ミネラルの亜鉛は、マグネシウムが300種類の酵素を、亜鉛が250種類の酵素の働きを活性化し、盛んな新陳代謝をうながします。